【2024年新札発行】タンス預金が危ない!今すぐできる安全策!

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旧紙幣はもう使えない?
タンス預金どうしたらいい?
考えられる詐欺と対策
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7月3日、ついに日本の紙幣が一新されます!

新しいデザインの紙幣がどんな風に変わるのか、新しい偽造防止技術はどんなものかを徹底的に解説します。

新しいデザインの特徴

一万円札には実業家の渋沢栄一、五千円札には教育者の津田梅子、千円札には医師の北里柴三郎が描かれることになりました。

お札の種類おもてうら人物
千円札北里柴三郎
五千円札津田梅子
一万円札渋沢栄一
出典:国立印刷局

これらの人物は、それぞれの分野で日本の近代化に大きく貢献した偉人たちです。
一万円札の裏面には東京駅の丸の内駅舎、五千円札には藤の花、千円札には富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」が描かれます。

新千円札:北里柴三郎

出典:『北里柴三郎傳』より(1910年)

北里柴三郎は、日本が誇る医学者で、細菌学の先駆者として名高い人物です。1853年、熊本県に生を受けた北里は、東京医学校(現東京大学医学部)を卒業後、ドイツへ留学しました。細菌学の父と称されるロベルト・コッホのもとで研究に励み、そこで破傷風菌の培養に成功し、破傷風抗毒素を見出したのです。

この画期的な発見により、破傷風の治療法は大きく前進し、北里の名は世界中に知れ渡ることとなりました。帰国後、彼は日本初の伝染病研究所を立ち上げ、さらなる研究に邁進します。特筆すべきは、ペスト菌の発見や結核予防法の研究など、数々の重要な成果を残したことでしょう。

北里の功績は、医学界に多大な影響を与えただけでなく、日本の公衆衛生の発展にも大きく貢献しました。彼の研究は、感染症対策の礎を築き、多くの人々の命を救うことにつながったのです。加えて、北里は優れた教育者としても知られ、数多くの優秀な医学者を育て上げました。

北里柴三郎の業績は、日本国内にとどまらず、世界中で高い評価を受けています。その名は、北里大学や北里研究所などに刻まれ、彼の志は今日も脈々と受け継がれているのです。北里柴三郎は、日本の医学史に欠かせない存在であり、その偉大な功績は、現在も多くの人々から感謝され続けているのです。

新五千円札:津田梅子

出典:津田塾大学

津田梅子(1864-1929)は、日本の教育界に大きな足跡を残した女性で、女子教育の先駆者として広く知られています。わずか6歳で岩倉使節団の一員としてアメリカへ渡り、現地で教育を受けました。日本に戻った後、女子教育の重要性を強く認識し、さらなる学びを求めて再びアメリカへ向かいます。

1882年の帰国後、梅子は女子の教育機会拡大に尽力しました。1885年には華族女学校(後の学習院女子中等科)で英語教師として勤め始め、やがて女子教育のための新しい学校設立という夢を抱くようになったのです。この夢は、1900年に「女子英学塾」の創立として実を結びます。後に「津田塾大学」となったこの学校は、多くの女性リーダーを世に送り出しました。

津田梅子は、生涯にわたり女子教育の普及と質の向上に力を注ぎました。彼女の教育理念は、単に学問を習得するだけでなく、人格形成や国際理解の重要性も強調していたのです。梅子の熱意と努力は、日本の女子教育の発展に大きく貢献し、数多くの女性たちに学びの機会をもたらしました。

津田梅子の業績は、彼女の生前だけでなく、現在も大きな影響を与え続けているのです。彼女が創設した津田塾大学は、今日も女性教育の先進的機関として高い評価を受け、優秀な女性たちを育成し続けています。津田梅子は、日本の教育史に輝く重要な人物であり、その貢献に対して多くの人々が感謝の念を抱いているのです。

新一万円札:渋沢栄一

出典:渋沢資料館所蔵

渋沢栄一(1840-1931)は、日本の実業界に大きな足跡を残し、「日本資本主義の父」と呼ばれる人物です。埼玉県深谷市に生まれた渋沢は、若くして商才を発揮し、1867年に徳川慶喜に仕え、パリ万博視察団の一員としてフランスへ渡りました。この経験が、後の日本の近代化に多大な影響を与えたのです。

帰国後、渋沢は新政府に加わり、財政や金融制度の整備に尽力します。その後、官を去って民間へ転じ、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)を創設し、日本で初めての銀行制度を確立しました。これにより、日本の近代的な金融システムの礎が築かれたのです。

渋沢は、その後も多くの企業や団体の立ち上げに関与しています。東京証券取引所、東京瓦斯(東京ガス)、帝国ホテル、王子製紙など、約500もの企業を創立または支援し、日本の産業発展に大きく貢献しました。彼は常に「公益」を重んじ、企業活動が社会全体の利益につながるべきだと説いたのです。

また、渋沢は教育や社会事業にも力を注ぎました。多くの学校や病院の設立に携わり、社会福祉の充実にも尽力しています。特に、東京慈恵会医科大学や一橋大学の前身である商法講習所の創設は、教育分野での大きな功績といえるでしょう。

渋沢栄一の業績は、彼の生前だけでなく、現在も日本社会に深い影響を与え続けているのです。彼の思想と行動は、現代の企業経営や社会貢献活動にも多くの示唆を与えています。渋沢栄一は、日本の近代化を推進した偉大なリーダーであり、その貢献に対して多くの人々が感謝の念を抱いているのです。

新たに採用される偽造防止技術

高精細すき入れの採用

新紙幣には、高精細すき入れ技術が取り入れられています。
この技術は、紙幣の一部に繊細な模様や文字を透かしとして施すものです。
光に透かすと浮かび上がるこの模様は、偽造が極めて困難で、紙幣の真贋を容易に確認できるポイントになります。

3Dホログラムの採用

新紙幣には、3Dホログラムも導入されました。
角度を変えると立体的な映像が現れるこの技術は、見る方向によって異なる絵柄や模様が見えるため、偽造が非常に難しいのです。
このホログラムは、紙幣の中央部に配置され、視覚的な印象も強くなっています。

継続して採用される偽造防止技術

潜像模様

お札を傾けると、一万円は表面左下に「10000」、五千円は表面中央下に「5000」の文字が浮び上がります。また、それぞれ裏面右側には、「NIPPON」の文字が浮び上がります。

潜像パール模様

千円独自の偽造防止技術で、お札を傾けると、①パール印刷による「千円」の文字と、②潜像模様による「1000」の数字がそれぞれ浮び上がります。

マイクロ文字

「NIPPON GINKO」「10000」「5000」「1000」と書かれた小さな文字が印刷されています。地紋(細かい曲線などで描かれたお札の地模様)にも大小取り混ぜた文字がデザインされています。カラーコピー機などでは再現困難です。

深凹版印刷

お札の肖像部分などの主な図柄は、凹版印刷という印刷方式が使われています。額面数字や識別マークには、特にインキを高く盛り上げる「深凹版印刷」が使われ、触るとざらざらした感じがあります。

識別マーク

目の不自由な方が指で触って識別できるように、深凹版印刷によりざらつきを作っています。新一万円札には、表面の左右中央に付与されています。

すき入れバーパターン

光に透かすと、すき入れられた縦棒が見えます。従来のすかしよりも、パソコンやカラーコピー機等で再現しにくいものです。
一万円札に3本、五千円札に2本、千円札に1本のバーが施されています。

特殊発光インキ

表の印章(日本銀行総裁印)に紫外線をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋の一部が黄緑色に発光します。

新しい紙幣は、7月3日から順次発行される予定です。
現在流通している紙幣も引き続き使えますが、徐々に新しい紙幣に切り替わっていきます。

交換方法については、特別な手続きは不要です。
銀行やATMなどで引き出す際に自然と新しい紙幣が出てくるようになります。
また、店舗や施設でも新旧の紙幣が混在して使われることになりますので、特に心配はいりませんよ。

旧紙幣の使用可否について気になっている人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと新旧両方の紙幣を問題なく利用できます

旧紙幣が市場から完全になくなるわけではなく、新紙幣に少しずつ置き換わっていくことになります。
日々の生活での使用に関して特別な手続きは必要ありません。
ATMや銀行での引き出しの際、自然と新紙幣が出てくるようになりますが、旧紙幣も引き続き受け取ることができるのです。

もし手元に旧紙幣があったとしても、特に心配する必要はありません。
これまでと同様に、通常の買い物や支払いに使用できますし、銀行での預け入れや両替も支障なく行えます。

このように、新紙幣の導入によって旧紙幣の利用に不便が生じることはないので、安心してお使いいただけます。

上述したように新紙幣の導入によって旧紙幣が使えなくなるということはありません
従って、そのままにしておいても問題はありません。

ただし、当面使うお金以外は銀行に預けておくのが無難です。仮に天災による消失があっても銀行は保証してくれません。
多額のタンス預金がある人は、徐々に銀行や証券に預けていくのをおすすめします。

何回かに分けて預ける、複数の銀行に分けて預ける、証券口座に預けるのも選択肢です。

新紙幣の発行に伴い、これに乗じた詐欺の危険性も考えられます。
今回は、考えられる手口とその対策についてお伝えいたします。

詐欺の手口と注意点

偽の交換手続き

詐欺師は「新紙幣と交換します」と言って、旧紙幣をだまし取ろうとするかもしれません。
日本銀行や正規の金融機関以外での交換は行われていないので、個人や怪しい業者からの交換の申し出には応じないようにしましょう。

訪問詐欺

詐欺師が自宅を訪れ、「新紙幣と交換するため旧紙幣を預かる」と言って騙そうとすることがあります。
このような場合、決してドアを開けず、警察や身近な家族に連絡することが大切です。

偽の通知やメール

新紙幣に関する偽の通知やメールを送り、個人情報や銀行口座情報を盗もうとする手口も考えられます。
公式な通知は銀行や政府機関から郵便で届くので、メールや電話での連絡には十分な注意が必要なのです。

詐欺に遭わないための対策

詐欺被害を防ぐため、以下の対策を心がけましょう。

  • 公式な情報を確認する:新紙幣に関する情報は、日本銀行や政府の公式サイトで確認するのが確実です。
  • 不審な連絡を無視する見知らぬ相手からの電話やメールには、公式の窓口に確認を取ることが大切です。
  • 身近な人と情報を共有する家族や友人と情報を共有し、互いに注意を促し合うことが効果的でしょう。

まとめ

新しい日本の紙幣が一新されることは、大きな変化であり、私たちの生活にも直接関わってくることです。

新しいデザインやセキュリティ機能をしっかりと理解し、安全に利用しましょう。
くれぐれも詐欺にあわないよう気をつけましょう!

みなさんも、新しい紙幣を手にする日を楽しみにしていてください!


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