2024年1月から新NISAが始まります!
生涯非課税投資枠が1800万円あるため、これを機に投資しようと考えられている人も多いと思います。
筆者は2020年11月からつみたてNISAをやっていますので、その成果についてもお伝えしたいと思っております。
そこで、まずは新旧のNISA制度について、ご説明したいと思います。
NISAとは?
現行のNISAとは
現行のNISA制度は、2014年1月にスタートした、少額投資を行う人のための非課税制度です。
NISA口座で購入した投資信託や株式等の譲渡益や配当金が非課税となります。
NISA口座は、一般NISAとつみたてNISAの2種類があります。
投資枠 | 非課税期間 | |
---|---|---|
一般NISA | 年間120万円 | 5年 |
つみたてNISA | 年間40万円 | 20年 |
現行のNISA制度は、2023年末で新規投資の受付終了となり、2023年からは新NISAへ移行します。
新NISAとは
2024年1月から始まる新NISA制度
・非課税期間の無期限化
・口座開設期間の恒久化
・つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の併用が可能(total 年間360万円まで投資が可能)
・生涯非課税限度額が、1800万円(成長投資枠1200万円まで)に設定
具体的には、下記のようになります。
・非課税保有期間が一般NISAの5年、つみたてNISAの20年から無期限となります。保有している限り、配当金や譲渡益が生涯非課税となります。
・口座開設期間が恒久化されますので、いつでもNISA口座を開設して投資を始めることができます。
・生涯非課税限度額が、1,800万円(成長投資枠は、1,200万円)になります。
毎年360万円ずつ投資した場合5年目で1,800万円となり、新NISAの生涯非課税限度額に達するため、6年目以降はNISA口座での買付ができません。
新NISAでは、仮に5年目にNISAで運用していた資産を全て売却したとしても、翌年6年目以降は非課税枠1,800万円が復活し、6年目以降も360万円の投資を継続できるようになります。
つまり売却してしまえば、累計購入金額1,800万円を超えてもNISAを使い続けられるということです。
現行NISAと新NISAを表にまとめましたので、参考にしてください。
☆注目ポイント!
*成長投資枠で個別株や高配当株をやる際は、配当金受領方法の設定について注意が必要です!
証券口座での設定ですが、通常は「従来方式」(配当金領収証方式)が設定されていますが、これだと配当金に課税されてしまうので、「株式数比例配分方式」を選択しましょう。
これで配当金も非課税で受け取れます。
現行のつみたてNISAは23年度中までしか積立できません!
NISA口座を変更される方(手続きが必要です!)
筆者は、現在楽天証券でNISA口座を利用しており、2024年1月からはSBI証券のNISA口座に変更しようと準備しております。
この場合、10月以降手続きが必要となります。
*現行の証券会社で、そのままNISA口座を使われる方は特に手続き必要ありません。
楽天証券(変更元の口座)に変更申し込みする必要があります。
「金融商品取引業者等変更届出書」を提出し、「勘定廃止通知書」を受け取ります。
SBI証券(変更後の口座)に「勘定廃止通知書」と「非課税口座開設届出書」を提出する。
この手続きをしないと旧口座でのつみたてNISAが継続されてしまいます。
また、万一この手続きを忘れた場合でも25年には変更ができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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